ミヨタ製自動巻きムーブメントの評価、精度と性能は?壊れやすい?

腕時計の心臓部であるムーブメント、性能、精度、コスト、オリジナリティーなど、腕時計のコンセプトによって搭載されるムーブメントは変わってきます。

これから購入する腕時計のムーブメントはどのようなムーブメントなのか?

ムーブメントは腕時計で最も重要なパーツです。

ムーブメントについて、しっかりとした知識がないと、購入後に後悔する事態を引き起こしかねません。

今回は廉価な腕時計に搭載されている「ミヨタ製ムーブメント」について簡単に説明します。

もし「ミヨタ製ムーブメント」が搭載されている腕時計を購入しようと考えている方がいましたら、ぜひ購入前に一読して頂き、購入するかどうかの判断として参考にして頂ければと思います。

腕時計に搭載されているムーブメントは概ね自社で製造しておらず、ムーブメント製造メーカーに外注をしています。

いわゆる汎用ムーブメントと言われているものです。

外注する理由は価格を抑えるため。

日本ではミヨタ、海外ではETAやセリタ、ロンダが多く流通しています。

その他に他社へ供給しているムーブメントは

ルノーエパピ
フレデリックピゲ
ヌーベルレマニア
ウォーシェ
ジャガールクルト

などがありますが、どれも高級ムーブメントのため、価格を抑えるために使用されるムーブメントではありません。

ETA社とセリタ社はスイスのムーブメント製造メーカーで、とにかく流通量が多い。

この2社のムーブメントを採用している有名腕時計ブランドと言えばスウォッチグループ以外で、ブライトリング、IWC、タグホイヤー、フランクミュラー、ウブロなどそうそうたる顔ぶれ。

ETA社のムーブメントに改良を加え性能や精度を上げ搭載することがほとんどですが、ベースとして一流のブランドが採用しているのですから、非常に優れたムーブメントと言えます。

ちなみに何も改良を加えず搭載することを「ポン付け」と言いますが、「ポン付け」でも耐久性や精度はクロノメーター級ではありませんが非常に良いと言われています。

ただ安く済ませるために「ポン付け」したとしてもETA社のムーブメントは3万円以下の腕時計に搭載するほど安物ではありません。

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ミヨタ製ムーブメントの性能

とにかく安く済ませるために採用されるムーブメントが日本製のミヨタやスイス製のronda(ロンダ)です。

ミヨタはシチズンのグループ会社で、昭和30年代に長野県の御代田町に創業した「御代田精密」という会社が前身らしいです。

ムーブメントのランクとしてはセイコー5に搭載しているムーブメントの下くらい。

数千円の腕時計にも搭載されているムーブメントのため、精度は悪く直ぐに壊れるといったイメージを持っている方もいるかもしれませんが、一概にそうとは言えません。

私の友人がミヨタのムーブメントを搭載したケンテックスというブランドの腕時計をしていますが、オーバーホールなしで6年以上も壊れることなく日差60秒以内で正常に動いています。

実際に簡潔な作りなのでシースルーバックで見せる機械としては不向きですが、簡潔ゆえ消耗するパーツが少なく耐久性はある方だと思います。

むしろ高価で複雑な機械式ムーブメントの方が繊細で壊れやすい気が・・・・

腕時計ショップのスタッフに聞いたのですがETAやセリタは日差±30秒以内なら正常、ミヨタは日差±60秒以内なら正常と判断するそうです。

しかしミヨタの機械式ムーブメントは実際のところ個体差はあるとしても日差の平均は±15秒程、ETAやセリタの「ポン付け」の腕時計と大差はありません。

100万円以上する機械式腕時計でも日差が±30~60秒というのも存在します。

腕時計の世界では精度と価格は比例していないのが実態です。

手軽に機械式を楽しみたいレベルとしてミヨタは十分の性能と精度を持っています。

日本の一流ブランドであるシチズンムーブメントですからコストカットされた低級品ムーブメントであってもそれなりのクオリティーに仕上げてあります。

中華のムーブメントに比べたらはるかに優れています。

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問題はミヨタの機械式ムーブメントを搭載した腕時計にいくらまで出せるかです。

ミヨタの機械式ムーブメントは業者が大量買いすれば、おそらく2,3千円ていどで購入できる品物です。

ですので私的には、ミヨタの機械式ムーブメントを搭載した腕時計に出せる金額は最大で2万円が限界です。

2万円以上出して購入するくらいならもう少しお金をためて、ハミルトンやティソ(ETAを搭載したモデル)、オリスなどの海外有名ブランドの腕時計を購入するべきだと思います。

定価が10万円を超えるモデルであっても並行輸入価格であれば10万円を切って購入できます。

ミヨタ製のムーブメントが搭載されているブランドはドイツのユンカースやラコ、日本ではフルボやケンテックなどがあります。

またファッションブランドの腕時計はほぼミヨタかスイスのロンダです。

噂では「ガガミラノ」に搭載されているムーブメントはミヨタ製だとか・・・・

さらにフランクミュラーのクォーツモデルに搭載されているムーブメントはロンダとか・・・・

ロンダのクォーツムーブメントは1,000円程度で購入できる代物、それを何十万という値で販売しているのだから恐ろしです。

有名腕時計ブランドですら、このような実態があるようです。

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オーバーホールについて

ミヨタの機械式ムーブメントが搭載されている2万~3万円程度の腕時計をオーバーホールして長く愛用するべきかどうか?

町の腕時計屋に持っていけばコピー品でない限り、おそらくオーバーホールをしてくれると思います。

ただ価格は12,000~15,000円ほどかかるかと・・・腕時計屋によって価格は変わるので一概には言えませんが。

2万~3万円程度の腕時計に1万円以上かけてオーバーホールするのは、あまり良い選択ではない気がします。

そもそも2万~3万円程度の腕時計はオーバーホールして長く愛用するようなものではありません。

よほど思い入れがあるなら別ですが。

オーバーホールせず壊れたら新しい腕時計を購入するのが良い選択だと私は思います。

まとめ

さて今回はミヨタ製ムーブメントについて書かせて頂きました。

簡潔な作りで廉価なムーブメントですが、精度と性能、耐久性は問題ないレベルのものです。

1,2年で壊れるほどやわな作りはしていません。

ただしミヨタ製ムーブメントを搭載した腕時計に2万円以上払うのは、よほど外観が良くない限りオススメしません。

購入するかどうかは結局、個人の判断ですが・・・・

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